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2021.5.10
成績不振の原因を分析しよう!
GWが終わり、中間考査が近づいてきました。
今回は成績を伸ばすために必要な要素を紹介します。
勉強に限らず、何事も上手くいかない時はどうしますか。
より一層努力をはかる?それとも初心にかえって取組み方を変える?
どれも正解だと思いますが、私が考える方法は原因分析です。
その原因分析を追求するためには、チャンクダウン(一つに固まっている塊を一つずつ分解して整理すること)が必要です。
では、「勉強」という抽象的な塊を分解すると、どうなるのか。
久保田学園では、勉強は3つの要素に分けられると考えています。
それは、①やる気 ②やり方 ③やる量 の3種類です。
成績不振に陥っている生徒はこの3要素のいずれかに原因があります。
①やる気
いわゆるモチベーションです。どれだけレベルの高い指導を受けていても、子どものやる気がなければ、何も反映されません。
まずは意欲を高めるようにフォローしてあげることが大切です。
ここで注意すべきことは言葉のかけ方です。
お家で子どもに「遊んでばかりしていないで、勉強しなさい」と命令口調で注意してしまうご家庭が多いと思います。
子ども自身、勉強はしなくてはいけないことは重々自覚しているのです。
でも、やろうという意欲が出ない。そもそも勉強が苦手な子どもほど、勉強が嫌いである傾向が強いです。
嫌いなことを主体的に取り組めという方が難しいでしょう。
ただでさえ嫌いなことなのに、命令口調で言われてしまうと、理屈では分かっていても感情が上回ってしまい、
結果的には親子喧嘩に発展し、いっそう勉強しなくなってしまいます。
子どもの態度にイラッとくることがあるかもしれませんが、
相手は「勉強の大切さを知らない子ども」です。こちらまで感情的に言ってしまっては駄目です。
それとなく、フォローアップし、少しでも出来たことがあれば、褒めて承認し、少しずつやる気を引き出していきましょう。
②やり方
沢山勉強したのに、点数が逆に下がってしまった。そんな経験はありませんか。
がむしゃらに勉強しても効率が悪ければ、その努力は実りません。
点数が取れている子どもは自分なりの勉強のやり方を確立しています。テスト範囲表が配られたときに、
「数学はこう勉強して、英語はこういう風にやろう」と為すべきことが頭に浮かんできます。
しかし、点数に伸び悩んでいる生徒に聞いてみると、「頑張ろうとは思うけど、
何から始めたら良いか分からない」という回答がよく出ます。
勉強のやり方は十人十色ですが、点を取るためには、自分なりのやり方を確立していくことが不可欠です。
よく失敗する勉強のやり方を記載します。
社会の歴史の勉強はワークの答えを一生懸命覚えているという生徒がいました。
しかし、暗記する手順は一に理解、二に暗記です。
暗記内容を理解していないのに、語句だけを覚えようとしても頭になかなか入りません。
歴史の点数が取れていない生徒に勉強方法を聞くと、大半の生徒が教科書を全く読んでいないことが判明しました。
歴史は物語です。それぞれの出来事に繋がりがあるにも関わらず、それを単発に、年号と人物名を覚えていました。
「教科書を読む」、大人からすれば当たり前のことを子どもは認識していないケースは意外とよくあります。
子どもに「普段、どんな勉強をしているの?」と1度聞いてみるといいでしょう。
点が取れない原因があっさりと判明するかもしれません。
③やる量
ゆとり教育に入ってから、近年の子どもは「書く」という作業をあまりしなくなりました。
できる限り無駄なことはしたくないため、効率性ばかりを意識し、演習量が少なくなりがちです。
しかし、楽をして点が取れるわけがありません。とどのつまり、最終的には子ども自身の努力が大事です。
スポーツに例えてみましょう。
速い球の投げ方をプロ野球選手から教わったとしても、すぐに速く投げられるわけではありません。
速い球を投げるためには、反復練習をして、速く投げるフォームを身につけないといけません。
勉強でも同じです。わかりやすい解説をしてもらっても、自力で解けるようにするためには類似問題を何度も解かないといけません。
「分かる」を「できる」にするためには演習量が必要です。
やった分だけ成績が上がると信じて、頑張りましょう!
以上が成績不振の「原因」となる3つの要素でした。
生徒が抱えている成績不振の原因を改善していくために塾は存在します。原因分析、改善策に関しては、塾に相談してください。
実は「スリーアップ」という名前も上記の3つの要素を向上させていくというコンセプトが由来となっています。
うちの子の成績不振の原因と改善策を教えて欲しいという方は画面の右側にある
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