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2024.10.26
過去問題から考える、兵庫県の数学の入試問題分析
紅葉の秋の季節の真っ只中になりました。
こんにちは。スリーアップ西神中央教室の橋本です。
夕方に窓を開けると、涼しい秋の風が入ってくるようになってきましたね。
勉強をするにも取り組みやすくなってきましたし、今回は入試問題について見ていきましょう。
保護者の方や生徒のみなさんも、いよいよ入試問題について気になっているのではないでしょうか。
今回は昨年の数学の入試問題の分析を、簡単にですがやっていきたいと思います。より詳しく聞きたいかたは、ぜひお問い合わせくださいね。
【総評】
問 出題内容 ポイント 難易度
1. 各種基本問題 正負の数、平方根、二次方程式などなど… 易
2. 関数の利用 料金の設定グラフの問題 易
3. 整数問題・確率 文字式に表す力、文字式がどのような整数かを理解する力 普通
4. 2次関数 2乗に比例する関数のグラフについての問題。 普通
平行四辺形の点の座標・面積を出す問題。
5. 平面図形 相似の証明問題。
複数の図形において三平方・相似を見つける力が必要 普通
6. 資料の整理 箱ひげ図の中にいくつかのデータがあるが、
具体的に理解する能力、ルールに合わせた立式、 難
計算処理能力が必要
問題数は特に変わらず。全体の難易度も昨年と同じくらい。
60点は取りやすいけど80点は取りづらい。つまり、60点から80点の間にたくさん分布していて、得点分布がだんごになっているかんじですね。
ですので、一問を取れるか取れないかというところが勝負の分かれ道になってくる。
また驚くべきこととしては、大問6で箱ひげ図単体の問題が出た!!
この範囲は、けっこうあっさりと終わってしますので、気を付けて取り組みたい単元ですね。
では、今後の対策としては、どうしていけばよいでしょうか。
【対策】
1.基本問題、平均レベルの問題は必ず素早く取りきる。
2.抽象的な問題文を、具体的に書き表すことが大事。どのような分野の問題でも必ずわ
かった情報は書き込む。
3.難しい問題からやるのではなく、基本問題を取り切って時間が余ったら難しい問題に挑
戦する。できる人ほど難しい問題からやってしまいがちである。
4.資料から情報を読み取る問題や複雑な条件設定の問題が出題されても与えられた情報だけしっかり分析して整理する力を身につけることが大切。特に、大問6の資料の整理で大いに発揮される力ですね。
さていろいろと話してきましたが、これらの分析から今年の入試問題ではより一層資料などを読み取る問題が増えると思います。
昨年で大問6に箱ひげ図が出たように、必ず大問一つは箱ひげ図やヒストグラムのような資料の整理をする問題がでると思います。
また、それ以外の大問でも、内容は関数の利用や整数問題ですが文章の中や表やグラフを使った資料から読み取らないといけない、といった問題が多くなってくると思います。
ですので、早急に資料から情報を読み取る能力をつけていかないといけないと思います。
簡単ではありましたが、数学問題の分析はいかがだったでしょうか。
もしご質問などございましたら、いつでも対応致しますので、ご連絡くださいね。
それではまた次回お会いしましょう。